甘い香り春の訪れ告げ 湯田川温泉梅林公園咲き始める

社会 旅と暮らし

鶴岡市の湯田川温泉梅林公園で梅が咲き始め、ほのかな甘い香りが春の訪れを告げている。

開湯1300年の歴史を持つ湯田川温泉は「鶴岡の奥座敷」と呼ばれ、泉質の良さや地物の魚料理、朝掘り孟宗などで知られる。温泉街の南には孟宗竹の竹林に囲まれるように梅林公園があり、紅梅を中心に約300本が植えられている。

湯田川温泉観光協会の庄司丈彦会長によると、今年は今月10日ごろから紅梅が咲き始めた。雪が多かったせいか、例年より少し遅めという。

好天に恵まれた19日午後は、紅梅を中心に20本ほどが開花。あちこちに紫色のキクザキイチゲやバンケ(フキノトウ)も咲き、春の息吹に包まれた。カメラを手にした夫婦連れなどが次々に訪れ、「いい香り」などと散策を楽しんでいた。

庄司会長によると、今後は日増しに甘い香りが強まり、4月初旬から中旬にかけて見ごろを迎える。新型コロナウイルスの影響を踏まえ、恒例の梅まつりは昨年に引き続き実施しないが、各旅館では事前に連絡をもらえれば食事を提供するという。


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