ファン見守る 3頭引退セレモニー ばんえい十勝

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ばんえい十勝は20日、帯広競馬場で、21日のばんえい記念(BG1)で引退するオレノココロ(牡11歳、槻舘重人調教師)、コウシュハウンカイ(同、松井浩文調教師)、ソウクンボーイ(同、西邑春夫調教師)の3頭の引退セレモニーを開いた。

オレノココロは、ばんえい史上最多となる重賞25勝の記録を持ち、最高峰レースのばんえい記念を3度制すなど、「史上最強馬」の呼び声も高い1頭。コウシュハウンカイも重賞15勝を挙げている。ともに大種牡馬・ウンカイの産駒とあって、オレノココロとは長年にわたりライバル対決を繰り広げ、2頭と同世代のソウクンボーイと共にばんえい競馬を盛り上げてきた。

セレモニーで3頭は勝利重賞の優勝レイを胴に掛けて、調教師と主戦騎手の鈴木恵介騎手(オレノココロ)、藤本匠騎手(コウシュハウンカイ)、村上章騎手(ソウクンボーイ)とファンの前に登場。ファンからは「お疲れさま」「明日(ばんえい記念)も頑張って」などと温かい声が湧き上がった。

セレモニーを見守った矢部草太朗さん(20)=帯広畜産大1年、小出紘平さん(21)=同2年=は、厩舎(きゅうしゃ)アルバイトなどで引退馬を近くで見てきただけに、「引退するのは悲しいが、種牡馬として今後も活躍してほしい」と話していた。




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