サキシマヌマエビ、天然記念物に 喜界などに生息 研究上重要

社会 環境・自然・生物

県文化財(天然記念物)への指定が答申されたサキシマヌマエビ(県教育委員会提供)
県文化財(天然記念物)への指定が答申されたサキシマヌマエビ(県教育委員会提供)

鹿児島県文化財保護審議会(原口泉会長)は22日、喜界島、沖永良部島、与論島などで生息が確認されているサキシマヌマエビなど4件を県の文化財(有形文化財2件、天然記念物2件)に指定するよう県教育委員会に答申した。4月の教育委員会定例会での議決を経て正式に決定する。

天然記念物指定が答申されたサキシマヌマエビは県指定の希少野生動植物(2006年指定)で、淡水に生息する体長20~30ミリの甲殻類。鹿児島県が分布の北限。透明な体に大小さまざまな青灰色の模様がある。山間部を流れる河川の石の下や湧水池などにみられ、洞窟内にも生息する。

県教委によると、限定された場所に生息するため、エビ類の適応放散(単一の祖先からの多様な形質の子孫出現)や生活史進化、種分化の研究などの上で重要という。

県内で生息が確認されている喜界島、沖永良部島、与論島の中でも喜界島のサキシマヌマエビ個体群は特に貴重な地域個体群とされる。

今回の4件を含め、県指定文化財は314件となる。

(南海日日新聞社/全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合、元記事はこちら

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