胆振東部地震被災地3町 記録誌を発刊

社会

2018年9月に発生した胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真、安平、むかわの3町は、合同で地震による被害状況や概要、発災後の歩みを一冊にまとめた記録誌(B5判、全223ページ)を発刊した。各町内の図書施設に置くほか、各町のホームページで公開する予定。


記念誌は、災害の記憶を風化させることなく、次世代に継承することを目的に作成。建物倒壊や土砂崩れといった地震による被害の概要を資料や写真、データでまとめたほか、自衛隊や北海道、道開発局、胆振東部消防組合消防本部、日本赤十字社など3町に支援で関わった人たちのインタビューを掲載する。

また、3町それぞれの発災から1年の歩みを、記録や復旧復興に携わった関係者のインタビューなどを通して紹介している。

記念誌はそれぞれ町内の図書館や学校に置くほか、発災から支援を受けた全道、全国の関係機関や自治体などにも配布する。総事業費は660万円。このうち330万円は道の補助金を活用し、3町で各110万円を計上した。

記録誌の作成に当たった担当者は「本記録誌が全国の防災、減災への取り組みの一助となれば」と話している。

(苫小牧民報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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