新鮮なクジラ肉買い求める市民の姿【釧路】

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釧路和商市場の木村鮮魚店に並んだクジラ肉
釧路和商市場の木村鮮魚店に並んだクジラ肉

商業捕鯨で釧路港に水揚げされたミンククジラの肉が24日、釧路市内の鮮魚店などに並び、新鮮な生のクジラ肉を買い求める市民の姿が見られた。

この日流通したのは22日に釧路沖で捕獲されたミンククジラの雄1頭。船上ですぐに内臓を取り、釧路港に揚げられた後、市内の処理施設で解体された。24日早朝に新富士の卸売市場で950㌔ほどが取引され、釧路や根室などの鮮魚店やスーパー向けに仲買人に買われた。このほか、札幌や旭川などの市場でもクジラ肉が取引された。

釧路和商市場の木村鮮魚店では約70㌔を仕入れ、100㌘500円の赤肉のほか尾の身、ウネス、さえずりなどを並べたが、午前中には大半が売れた。釧路市内で飲食店を経営する女性(45)は「毎年お客さんが待っているので」とベーコン用のウネスを購入していった。

釧路くじら協議会では、市内の飲食店がクジラの特別メニューを提供する「第12回くじら祭り&くしろの鯨 味めぐり」を9月16日から18日まで開催する。   

(釧路新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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