まめまめしく世話 結実 「金時」収穫進む 上士幌・佐藤さんの畑

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鮮やかな赤紫色の輝きを放つ、収穫したての金時
鮮やかな赤紫色の輝きを放つ、収穫したての金時

全国最大の豆の産地・十勝管内で、金時の収穫が進んでいる。7月の高温少雨で収量減や小粒傾向が心配されているが、品質は「良好」との声も。収穫したての金時は宝石のように、濃厚な赤紫色の輝きを放っている。

上士幌町北居辺にある佐藤繕規さん(41)=町畑作振興会理事豆・麦部会長=の畑では、大正金時と福勝(ふくまさり)を計3.8ヘクタールで作付け。14日は作業も終盤に入り、収穫した金時が次々とトラックの荷台に積まれていった。佐藤さんは「昨年よりは、良い出来」と話す。

管内の金時は昨年、収穫前の長雨で「色流れ」が発生。JA上士幌町管内では規格外が全体の75%ほどを占め、最低補償単価を設定し、農家所得を確保する厳しい年となった。

同JAは今年産について、「小粒傾向で収量も平年より少ない。ただ品質は良く、等級品となりそう」(農産部販売課)とみている。

管内の豆類の収穫は金時を皮切りに、手亡、小豆、大豆の順で進む。

(十勝毎日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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