秋告げる「タカ柱」 奄美大島 アカハラダカ、渡りの季節

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大空を舞うアカハラダカの群れ(常田守さん撮影)
大空を舞うアカハラダカの群れ(常田守さん撮影)

秋の訪れを告げるアカハラダカが渡りの季節を迎えた。鹿児島県奄美大島では、舞い上がった群れが旋回しながら上昇する「タカ柱」をつくり、南へ飛び立つ姿が確認された。

朝鮮半島や中国の東北部で繁殖し、東南アジアに渡って越冬する小型のタカ。全長約30㌢。首付近から腹部にかけて赤色がかっていることが和名の由来。旅の途中で奄美に立ち寄る。

奄美市名瀬の高台で20日朝、数千羽の群れが帯状に連なって南下する姿を自然写真家の常田守さん(68)が確認し、カメラに収めた。「アカハラダカの天の川がみられた。30年以上観察していて、これだけの群れが見られるのは初めて」と話した。

(南海日日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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