ことしの豊穣に感謝 7年ぶり、いしゃなぎら結願祭 石垣字会

地域 社会 旅と暮らし

結願祭でしか登場した弥勒。村の繁栄を願う=24日、字石垣
結願祭でしか登場した弥勒。村の繁栄を願う=24日、字石垣

石垣字会(森永用朗会長)のいしゃなぎら結願祭が24日、宮鳥御嶽で7年ぶりに行われ、ことしの豊穣に感謝し字民の無病息災を祈願した。6年おきに行われているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

午前は拝殿で神司による祈願が行われた後、結願祭にしか登場しない傘の形をした「みょうら旗頭」が奉納された。同旗頭は1915(大正4)年に披露された後、途絶えていたが、7年前の2014年結願祭で復活したもの。「光」、「松竹梅」、「若鷲」とともに拝殿前に設置された。

石垣独特の「キヤリィヌザイ」の奉納=24日、字石垣
石垣独特の「キヤリィヌザイ」の奉納=24日、字石垣

字会役員や出演者らが拝殿前で拝礼。森永会長は「結願祭は宮鳥御嶽の神に五穀豊穣を感謝し、併せて字民の無病息災を心から願うもの。三世代そろう家庭から弥勒神のお出ましがある。どうか子孫繁栄、健康第一にカリー(嘉例)をつけて下さい」とあいさつ。イビ前で弥勒の練り歩きが行われた。

この後、みょうら旗頭を先頭に太鼓隊、弥勒、袖持ち、五穀かご持ち、三線隊、役員、婦人会などが続き、反時計回りに石垣小学校周辺を歩き、住民の繁栄を願った。

午後からは拝殿での奉納芸能、舞台での奉納舞踊が次々と行われた。

(八重山毎日新聞 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

http://kyodoshi.com/

[Copyright Yaeyama Mainichi/Kyodoshi conference. All rights reserved.]

石垣島 石垣市 全国郷土紙連合 八重山毎日新聞 沖縄県