カンムリワシを放鳥 西表、治療とリハビリ終え
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西表島ユツン付近の県道215号線で動けなくなっているところを発見、保護されたカンムリワシが2日、リハビリなどを終えて自然に返された。
左足には黒字で「1」が刻印された黄色の足環を装着しており、環境省西表自然保護官事務所は「保護活動の貴重なデータとなるので足環を付けたカンムリワシを見つけたときは連絡してほしい」と情報提供への協力を求めている。
放鳥されたカンムリワシはオスの若い個体。 10月6日に八重山土木事務所職員によって発見された。消化器官の異常や軽いまひなどが確認されており、交通事故に遭った可能性がある。
NPOどうぶつたちの病院沖縄西表支部やカンムリワシリサーチの協力を得て西表野生生物保護センターで治療とリハビリを実施した。
今年に入ってカンムリワシの交通事故はこれまでに西表島で4件発生。全ての個体が自然に返ることなく死んでいる。
同事務所では「自動車を運転する場合は島内40㌔、集落内30㌔を守ってほしい。カンムリワシやイリオモテヤマネコの事故や死体、負傷個体などを見つけた場合は西表野生生物保護センター(85―5581)へ連絡してほしい」と呼び掛けている。
(八重山毎日新聞 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら)
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