川西長いも 粘りよし 十勝管内10JA 収穫始まる

地域 社会 旅と暮らし

手作業で掘り出されるナガイモ
手作業で掘り出されるナガイモ

十勝管内10JAで生産するブランドナガイモ「十勝川西長いも」の収穫が、1日から始まった。全量が新品種「とかち太郎」に切り替わってから、2シーズン目を迎えたが、夏場の高温少雨の影響もほとんどなく、出来は上々だ。

今年は264戸(565ヘクタール)で作付け。帯広市富士町の高橋宏樹さん(46)の畑では、重機で1メートルほどの溝を掘り、家族やパート作業員が、土の中からナガイモを丁寧に取り出した。

高橋さんは、「収量は昨年並みを予想しており、豊作に近い」とし、「夏の干ばつの影響は他の作物より少ない。茎葉はしっかりしており、完熟している。粘りや風味もいい」と出来栄えに胸を張る。

十勝川西長いもは通年出荷のため、収穫作業は春と秋に行われる。収穫の割合は秋6割で春4割。今秋は1万5000トンの収穫を予定し、米国や台湾などにも輸出される。JA帯広かわにし管内の収穫作業は、22日ごろまでの予定。

(十勝毎日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

http://kyodoshi.com/

[Copyright Tokachi Mainichi Newspaper, Inc./Kyodoshi conference. All rights reserved.]

北海道 全国郷土紙連合 十勝毎日新聞社