泊まれるコーヒーホテル完成 奄美大島宇検村 古民家の落ち着いた雰囲気

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完成した宿泊施設を見学する来場者=14日、宇検村湯湾
完成した宿泊施設を見学する来場者=14日、宇検村湯湾

鹿児島県宇検村湯湾の飲食店「とよひかり珈琲店」は14日、店舗を改修して新しく完成した宿泊施設「泊まれるコーヒーホテル〈14hikari coffee inn〉」の内覧会を開いた。地域住民ら約30人が訪れ、こだわりの内装を見学した。

飲食店の2階部分などをリフォームし、寝室と浴室を整備。「大切な人との時間を過ごす」をコンセプトに、古民家の落ち着いた雰囲気を生かした内装が施されている。

内覧会ではスタッフが来場者に各部屋を案内し、トタンを使ったこだわりのデザインなどについて説明した。店内では自家製ハーブティーや同村の養蜂農家が作った蜂蜜なども販売した。

オーナーの浅尾朱美さん(34)は大阪府出身。祖父母の故郷である奄美大島に興味を持ち、地域おこし協力隊として2015年に同村に移住した。17年からは空き家になっていた民家で飲食店を経営している。

「工夫すれば宿や店舗として空き家を活用できることを皆に知ってほしい」と浅尾さん。とよひかりの「とよ(14)」は宇検村内の集落の数。地域と宿泊客をつなぎ、村の魅力を伝えるお手伝いができたら」と今後の抱負も語った。宿泊は1日1組限定で定員は2~6人。年明けのオープンを予定している。

(南海日日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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