新得・冬のグランピング「満室」一転 相次ぐ辞退、募集を継続

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新得町滞在型観光促進事業実行委員会(安田昌行委員長)は、19日から始まった冬のグランピング体験のモニターを募集している。1月下旬の予約開始当初は、ほぼ満室となったが、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置延長などでキャンセルが相次いだ。同実行委は「1日1組限定で寒さ対策を万全にしている。秘境でのグランピングを楽しんでほしい」と呼び掛けている。

トムラウシ温泉での冬のグランピングの様子(新得町滞在型観光促進事業実行委員会提供)
トムラウシ温泉での冬のグランピングの様子(新得町滞在型観光促進事業実行委員会提供)

冬のグランピングは、宿泊日を2、3月に計7回設定。予約開始から1週間ほどでほぼ満室となった。ただ、3月6日までの同措置延長が決まる前後からキャンセルが相次いだ。同実行委事務局で町産業課の奈須翔樹さんは「措置の延長も要因だが、寒さで体調を崩すことを気にしているようだった」と話している。

グランピングは、トムラウシ温泉東大雪荘敷地内にグランピングドーム1基を設置。夏もモニター体験を実施して人気だった。来年度からは通年でのグランピング実施の可能性を探るため、今冬もモニター宿泊を企画した。

ドームは積雪に耐える設計で、室内にエアコンを設置し、電気ストーブ、ホットカーペット、電気毛布を用意。夕食は原則、屋外だが、雪の壁で囲ったスペースで新得や道内産の食材を中心に鍋などを味わえる。奈須さんは「風をしのげ、たき火もできるので意外と温かい」と話す。

モニター体験は1泊2日で、1日1組限定。1回の人数は2~4人。料金は大人(中学生以上)2万円、子ども(3歳以上)1万5000円。滞在中は同荘の温泉に入浴できる。問い合わせ、予約は同荘(0156・65・3021)へ。

22日現在、空いているモニター体験のチェックイン日は次の通り。

▽2月=26日
▽3月=2日、9日、12日

(十勝毎日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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