野田神社と豊栄神社の境内を生花で飾り付け 山口市

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敷地内を彩る生花(野田神社で)
敷地内を彩る生花(野田神社で)

新型コロナの収束と花卉(かき)需要の回復を願って、県花卉園芸推進協議会(星井榮仁会長)が山口市天花1丁目の野田神社と豊栄神社の境内を生花で飾り付けた。県産の多種な花木をふんだんに使っており、参拝者を楽しませている。6日まで。

昨夏の東京五輪・パラリンピックの山口県聖火式典会場の装飾を担当したフローリストら10人が花材、花器を持ち寄り、鳥居、石段、拝殿前の用水溜(有形文化財)などをカラフルに彩った。手水(ちょうず)鉢に花を浮かべた「花手水」も癒やしとなっている。

コロナ禍で冠婚葬祭などの花の需要が減り、厳しい状況が続いているが、参拝者へのサプライズ、喜びや安らぎになればと、ガーベラ、ユリ、チューリップ、モモ、ストック、サイネリアなど100種以上をあしらった。

3日には協議会を構成する生産者、市場、JA、消費者の代表者が同神社を訪れ、コロナ収束、花の需要回復を祈願した。市場代表の杉山宏・県花き卸売市場協議会会長は「コロナで暗い世の中だが、花を見て少しでも明るく、楽しい気持ちになってもらえれば」と語った。

(宇部日報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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