「じゃが」で納税ほくほく 徳之島町 返礼品「春一番」人気急増

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人気が急増し、納税額、出荷量とも大きく伸びている徳之島町の返礼品「春一番じゃがいも」(同町提供)
人気が急増し、納税額、出荷量とも大きく伸びている徳之島町の返礼品「春一番じゃがいも」(同町提供)

鹿児島県徳之島町のふるさと納税返礼品「春一番じゃがいも」の納税額と出荷量が爆発的に伸びている。2021年度は納税額1262万円、出荷量1万2435㌔と前年度の2倍以上に急増し、いずれも過去最高。町担当者は「ふるさと納税は徳之島産バレイショの最高のPRになる。ブランド確立で農家の所得向上につなげたい」と手応えを示した。

あまみ農協徳之島事業本部のブランドバレイショ「春一番」は、ふるさと納税制度が始まった08年から同町の主力返礼品。21年度は主要産地の不作による全国的な品不足も追い風になり20年度(納税額559万5000円、出荷量5749㌔)から倍増した。

同町では町内の福祉施設などと連携し、施設利用者が箱詰めや梱包をした返礼品も開発。納税が地域の雇用創出や、町内の子どもたちの部活動の遠征費に役立てられるなど地域貢献の側面もあり、納税者からも好評を得ている。

返礼品はバレイショ価格の上昇で当初の5㌔5000円から6000円に値上げしたが、4月に入ってからも約40件の注文があるなど人気は続いているという。町担当者は「毎年購入してくれるリピーターもいて反応は上々。今後も徳之島産バレイショの知名度向上に努めたい」と力を込めた。

(南海日日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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