メルヘン街道に春到来 3年ぶり開通式 長野県

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メルヘン街道協議会の開通式。道路脇には雪が残る=茅野市と南佐久郡佐久穂町境の麦草峠
メルヘン街道協議会の開通式。道路脇には雪が残る=茅野市と南佐久郡佐久穂町境の麦草峠

昨年11月18日から冬期通行止めとなっていた長野県諏訪、佐久両地方を北八ケ岳を横断してつなぐメルヘン街道(国道299号)の茅野市北山千駄刈―南佐久郡小海町千代里間13.8キロが21日午前、開通した。これに先立ち同市と佐久穂町境の麦草峠(2127メートル)で観光関係者ら約60人が参列して開通式を開き、今季の観光客の安全走行とにぎわいを願った。

開通式を開いたのはメルヘン街道協議会(ちの観光まちづくり推進機構、小海町観光協会、佐久穂町観光協会で構成)。新型コロナの影響から式典は3年ぶりの開催。ただ参加者を制限した。

式で小海町観光協会の鷹野圭太会長は「事故もなく安全に多くの人にお越し願いたい」とあいさつ。来賓の今井敦茅野市長は「この地域に多くの方が訪れ、にぎやかになってもらえれば」と期待を寄せた。

関係者のテープカット後、イタリア車の愛好者グループ「アルファロメオオーナーズ会」会員が14台を連ねて茅野市側から走行した。路面に雪はなかった。

峠脇の麦草ヒュッテによると、冬期の積雪は例年より多い1.5メートルほどだったが、3月後半から気温が上昇し、雪解けが速いという。

(長野日報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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