幻想的世界へいざなう 名瀑「玉簾の滝」ライトアップ

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酒田市升田の名瀑(ばく)玉簾(たますだれ)の滝」で28日夜、恒例のライトアップが始まり、幻想的な雰囲気を醸し出している。

玉簾の滝は落差約63メートル、幅約5メートル。弘法大師が命名したと伝えられ、かつては山岳宗教の修験場だったという。現在は同市を代表する観光スポットの一つとなっており、ライトアップは地元の升田自治会(髙橋隆寛会長)が毎年この時期とお盆に行っている。

ライトアップされた春の玉簾の滝=28日午後7時15分ごろ
ライトアップされた春の玉簾の滝=28日午後7時15分ごろ

御嶽神社への参道にも青色のLED(発光ダイオード)が設置され、幽玄の世界へいざなっている。神社から奥に進むと突然視界が開け、ひんやりとした空気の中、降雨や雪代で水量を増した滝が淡く照らされ、圧倒的な存在感を持って迫ってくる。初日の28日夜には多くの行楽客が訪れ、滝つぼを眺めたり、写真を撮るなど思い思いに楽しんでいた。点灯は5月8日(日)まで行われ、時間は日没から午後9時まで。

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