サンゴ産卵 海中に命の息吹き 崎枝

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一斉に放たれるミドリイシの卵=13日午後8時ごろ、崎枝湾の八重山漁協サンゴ種苗生産部会の幼生収集装置内(同部会提供)
一斉に放たれるミドリイシの卵=13日午後8時ごろ、崎枝湾の八重山漁協サンゴ種苗生産部会の幼生収集装置内(同部会提供)

サンゴの産卵が始まっている。石垣市登野城のマリンサービスやーるーやの青井秀樹代表らが12日夜、崎枝大崎の西側エリアでミドリイシの一部産卵を観察、八重山漁協サンゴ種苗生産部会(砂川政彦部会長、9人)は13日夜、崎枝湾の幼生収集装置内でミドリイシの大規模産卵を確認した。

部会によると、13日は午後7時半から午後8時にかけて一斉放卵があった。海面に10㌢ほど層ができるほどの量だったという。14日早朝には崎枝の海岸では波打ち際がピンク色に染まっていた。

青井代表によると、12日は午後9時40分ごろから約1時間にわたって産卵した。青井代表は「毎年、産卵の観察に行っており、客も大感動だった」と話した。

サンゴは、少しでも遠くへ子孫を広げようと潮流が強くなる大潮に産卵する。

直径1・5㍉程度のバンドル。この中に卵と精子の入っており、海面ではじけて混じり合うことで受精が行われる
直径1・5㍉程度のバンドル。この中に卵と精子の入っており、海面ではじけて混じり合うことで受精が行われる

(八重山毎日新聞 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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