霧ケ峰高原・踊場湿原でレンゲツツジ見頃 長野県諏訪市

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霧ケ峰高原の踊場湿原付近で見頃を迎えたレンゲツツジ=10日
霧ケ峰高原の踊場湿原付近で見頃を迎えたレンゲツツジ=10日

長野県諏訪市郊外の霧ケ峰高原・踊場湿原付近でレンゲツツジが見頃を迎えている。赤やオレンジ色の花々が湿原周囲の山肌を鮮やかに染め、梅雨の晴れ間に山を訪れた人々の目を楽しませている。

県霧ケ峰自然保護センター(同市)によると、レンゲツツジは草原が森林化する過程で最初に生える樹木の一つ。ここ数年は積雪が少なく、冬の冷気にさらされた枝が凍結したため花が少なかったが、昨冬は久々にまとまった雪が降り順調に育ったという。同センターは今年の花付きについて、10年ほど前までと比べると「さほど多くはない」とみる一方、「最近3、4年では当たり年」としている。

スマートフォンで花を撮影していた小河原真理さん(46)=同市上諏訪=は「数年前に移住して以来今年が一番見事に咲いた。赤い花と新緑のコントラストが美しい」と見とれていた。

同センターによると、レンゲツツジは八島ケ原湿原で来週、車山湿原や車山肩では、来週から再来週にかけてそれぞれ見頃になりそう。車山周辺ではタイミングが合えば、コバイケイソウとの紅白の共演が楽しめるという。

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