にぎわい「コロナ前」に 長野県下諏訪町の八島湿原、多くのマイカー客

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八島ケ原湿原を一周できる木道を散策する観光客ら
八島ケ原湿原を一周できる木道を散策する観光客ら

夏休み本番を迎え、多くのドライバーやライダーがビーナスラインを経て、霧ケ峰高原などに涼を求めて訪れている。車山高原のニッコウキスゲのトップシーズンは過ぎたものの、高山植物を見ながら散策したり、高原の中をドライブしたりする観光客らの姿が目立つ。7月31日、長野県下諏訪町の八島湿原には多くのマイカー客が来場。午前9時30分すぎには約90台分の駐車場が満車となり、順番待ちの車列ができていた。

駐車場に隣接する八島ビジターセンター「あざみ館」スタッフによると、コロナ下となった2020年夏以来、来場者が大幅に減ったが、今年は「コロナ前に人出が戻っている」。県外ナンバーが多く、学校の大型バスも来ている。6月下旬ごろから週末を中心に人出が増え始め、お盆までがピークとなりそう。

現在はシシウドやヤナギラン、アカバナシモツケソウ、ノアザミなどが見頃。今後、オミナエシやマツムシソウ、ハバヤマボクチなど秋の花に移っていく。

名古屋市から訪れた40代母親と中学3年生の次男は初めて八島湿原を散策し、「湿原が広くて驚いた」「池や山、花が一望できて気持ちよかった」と笑顔だった。

(長野日報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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