スピードスケート小平選手の母校・豊平小でユリ「コダイラ」開花 長野県茅野市

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先輩の名前のきれいなオレンジ色のユリが咲いてうれしそうな学童クラブの児童たち=茅野市豊平小学校
先輩の名前のきれいなオレンジ色のユリが咲いてうれしそうな学童クラブの児童たち=茅野市豊平小学校

長野県茅野市出身の女子スピードスケート五輪金メダリスト、小平奈緒選手(相沢病院)にちなんで名付けられたユリ「コダイラ」が、茅野市内の各施設で咲き始めた。小平選手の母校豊平小学校では2日、夏休みの学童クラブで登校した子どもたちが、1本の茎に5~6個の花やつぼみをつけた色鮮やかなオレンジ色の”先輩のユリ”に目を輝かせた。

「コダイラ」はオランダで開発された新品種。同国駐日大使から小平選手の母光子さんを通じて、5月に市内の全小中校高校、保育園、公共施設などに贈られた。

豊平小では、寄贈された3個の球根を大きな鉢に植え、職員らが大事に管理してきた。ともに6年の小平真央さんと伊藤夏穂さんは「花が大きくて色もきれい。夏休みに見られてよかった」と笑顔で話した。

小平選手が同国にスケート留学をした縁で2020年に名付けられた「コダイラ」。今年5月に初出荷となり、都内のオランダ大使公邸で駐日大使から小平選手に球根300個が贈呈された。小平選手は「花開いたコダイラで心が晴れやかになってもらえるように」と願い同市には計110個を寄贈している。

(長野日報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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