勇壮に東堀越獅子踊り 新山神社 3年ぶり伝統の舞奉納
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鶴岡市東堀越の新山神社(松田文夫宮司)で18日、例祭が行われ、伝統の「東堀越獅子踊り」が3年ぶりに奉納上演された。
同市藤島地域は「獅子郷」といわれるほど、多くの集落で獅子踊りが受け継がれている。東堀越では源頼朝が奥州平定の際に戦勝祈願所として新山神社を建て、1190年ごろ、5匹の獅子を添えて遷宮式を行ったことが起源とされる。現在は地元の30―50代の住民でつくる保存会(阿部謙一会長)が伝承している。
この日、神事に続いて保存会のメンバーが、災いをもたらす獅子が悔い改め、人々のために家内安全や疫病退散などを願う「大踊り」を上演。5人の獅子が威勢の良い声を境内に響かせながら装束を大きくなびかせ、勇壮な舞を見せた。花笠をかぶった地元児童が「ぴしゃり」とササラを鳴らして獅子を鎮める場面もあり、訪れた地元住民らが1時間ほどの奉納を見守った。
最年少で獅子踊りの「中獅子」を務めた阿部孝浩さん(36)は「コロナ禍で中止していた間、ずっと踊りたかった。今回の奉納で少しでも地域が活気づけば。代々受け継がれてきた伝統をこれからも残していきたい」と話した。
(荘内日報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら)
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