海の生物やサンゴを観察 環境省 西表石垣国立公園50周年記念企画

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シュノーケリングでサンゴや魚を観察する参加者ら=27日午後、真栄里海岸(提供)
シュノーケリングでサンゴや魚を観察する参加者ら=27日午後、真栄里海岸(提供)

環境省沖縄奄美自然保護官事務所は27日、真栄里海岸で「海の自然教室2022」を開き、参加した小中学生が海に生息する生物やサンゴ礁を観察した。

西表石垣国立公園50周年を記念して行われたイベント。3年ぶりに実施された教室には市内の小中学生11人が参加した。

参加者らは国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターでサンゴの生態や白化現象、海の危険生物を学んだ後、真栄里海岸へ移動。シュノーケルを使い、ユビエダハマサンゴの群集や魚の観察を行った。

シュノーケリング初挑戦の小野栞夏さん(10・八島小4年)は「深いところにたくさんの魚やサンゴがいてきれいだった。今まで見たことない不思議な世界だった。また潜りたい」と笑顔を見せた。

家族3人で参加した具志堅祐希さん(13・二中1年)は「今まで潜る機会がなかったが今回で魅力を知れた。実際に自分の目で見ることができたのは良い経験」と充実感をにじませ、「白化したり、ごみがかかっているサンゴもあった。海に遊びにきたら三つは拾って持ち帰るようにしたい」と語った。

講師を務めた同事務所の田村彰帆自然保護官補佐は「初めての方が多かったが皆楽しく学んでいた。豊かな自然を次世代に残していくような意識を持ってほしい」と期待を込めた。

(八重山毎日新聞 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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