酒田港東ふ頭交流施設 サカタントがオープン

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酒田市船場町二丁目の酒田港東ふ頭交流施設「SAKATANTO(サカタント)」が2日オープン。オープニングセレモニーで運営を担う「GOOD LIFE ISLAND合同会社」=同市飛島、本間当代表社員=の本間代表は「県民の皆さんとサカタントを育て、新たな酒田港の歴史を築いていきたい」と思いを語った。

同交流施設は、1970年に設置され、近年は上屋(うわや)としての利用が少なくなった施設を有効活用し、地域住民や観光客が利用可能な交流施設として新たなにぎわいの場を創出しようと、県がリニューアルを計画。合同会社とびしま(同市飛島、本間当代表社員)と仮設機材工業(同市こがね町一丁目、西村修社長)が設立した改修・運営会社GOOD LIFE ISLAND合同会社と契約した。指定管理期間は2042年3月31日まで。

同交流施設は飲食、物販、情報発信の場として整備され、延べ床面積は742・6平方メートル。飲食店6店と釣り道具をレンタルできる庄内浜釣りケーション拠点施設、イベントスペースが入る。施設改修事業費は約1億円。今年4月にオープンを予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で厨房設備や空調、照明設備などの納期が遅れ、オープンが延期されていた。

施設愛称は昨年11月から今年1月にかけホームページなどで県が募集。選考の結果、「SAKATANTO」に決定した。「酒田港でおいしい食、良いものにたくさん出会える場所」「たくさんの人が集い、にぎわいにあふれる場所」といった意味を込めた。

この日のオープニングセレモニーには関係者ら約50人が出席。本間代表が「多くの人の協力で今日を迎えることができた。酒田港がかつて拠点として栄えたように、サカタントに出店する6店と共に新たな酒田港の歴史をつくっていきたい」とあいさつ。同交流施設が国土交通省認定の「みなとオアシス酒田」の構成施設に追加認定されたことが報告された後、本間代表、高橋正美県庄内総合支庁長、加藤鮎子衆院議員らが鏡開きを行いオープンを祝った。飲食店6店のうち4店も同日オープン。セレモニー後には大勢の市民らが訪れ、施設を見学するとともにお目当ての品を注文し味わうなど楽しんでいた。

酒田港東ふ頭交流施設「SAKATANTO」がオープンし、関係者が鏡開き
酒田港東ふ頭交流施設「SAKATANTO」がオープンし、関係者が鏡開き

サカタントの開館時間は午前10時―午後9時、第2、4火曜日は休館。

市民らが大勢訪れ、早速注文する姿も見られた
市民らが大勢訪れ、早速注文する姿も見られた

(荘内日報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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