西駒山荘、ヘリで荷下ろし 今季の営業終える 長野県伊那市観光

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小屋じまいをした中央アルプス西駒山荘の荷物を下ろすヘリコプター=伊那市の鳩吹公園駐車場
小屋じまいをした中央アルプス西駒山荘の荷物を下ろすヘリコプター=伊那市の鳩吹公園駐車場

長野県伊那市観光は13日、今季の営業を終えた将棊頭山(標高2730メートル)直下の山小屋「西駒山荘」から資機材をヘリコプターで下ろす荷下ろし作業を行った。荷物はオフシーズンにクリーニングをするための毛布、整備が必要な発電機、使用済みの便袋、ごみ、段ボールなどで、重さ約1.4トン分。同市横山の鳩吹公園駐車場へ運んだ。

山小屋は今年、7月10日から10月10日まで営業。11、12日に小屋じまいの作業を行い荷下ろしの準備を整えた。同社によると、今季は新型コロナウイルスの感染対策で宿泊定員を半数にして対応。期間中は昨年より多い約500人が宿泊した。8~9月は不順な天候続きで予約のキャンセルも目立ったという。

一方、小屋で使うストーブ燃料用のまきを麓から背負って駆け上がるレース 「西駒んボッカ」を3年ぶりに開催。150人が健脚を競った。

山小屋管理人の宮下拓也さん(46)は「今季は宿泊定員を半減したので予約を断ることが多かった。来季はコロナ対策をさらに徹底することで多くの方が宿泊できるように工夫したい」と話していた。

(長野日報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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