ウィーンから愛らしいクラゲ 加茂水族館「アクロミタス」お目見得

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鶴岡市の加茂水族館(奥泉和也館長)でクラゲの一種「アクロミタス・タンカーキー」の展示が始まった。互いに交流を進めているオーストリア・ウィーンのシェーンブルン動物園から届いたもので、先月の「シーウォルナッツ」に続き国内での展示は初めて。愛らしい動きが来館者の目を引いている。

アクロミタス・タンカーキーは東シナ海の沿岸域に生息する。成長すると傘にまだら模様が出てくるのが特徴。動きが小刻みで、前後左右どの角度から見ても楽しめる。先月7日、水族館に到着した後、展示サイズになるまで個体を育ててきた。

現在、水槽に入っているのは10匹ほどで、大きいもので傘の直径は約5センチ。最大10センチぐらいまで成長するという。

クラゲを担当している池田周平さんは「タンカーキーという名前は中国・アモイ大学の創設者にちなんで名付けられた。沿岸域にすむため海水の塩分濃度を薄めなければならない。かわいらしい動きをするので人気者になりそう」と話していた。

同水族館で繁殖を成功させ、常設展示を目指したいという。

小刻みに動く国内初展示の「アクロミタス・タンカーキー」
小刻みに動く国内初展示の「アクロミタス・タンカーキー」

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