氷上ヨット初滑り 愛好家ら風受け疾走
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【根室】根室ヨット協会は7日、市内の長節湖で氷上ヨットの初滑り会を実施した。遠く稚内市から駆け付けた愛好家もおり、全国で唯一という氷上ヨットを楽しんでいた。
協会員はもともと海のヨットマン。冬でも楽しみたい、と40年以上前から新年の初滑りを実施している。氷上ヨットは寒気と風が強く、少雪かつリンク上になる湖面がなければできないそうで、根室は絶好のポイントだという。
午前10時の気温は氷点下0・1度。晴天下、竹内理会長(77)は「氷の状態も良く絶好の日和だ」と参加した7人と5台のソリを滑らせた。稚内市から初参加の糸井僚太郎さん(25)は大学時代からのヨット歴6年目。「根室でしかやっていないので来ました。スピード感とエッジが効いてクッと曲がる感覚が海では味わえない。楽しいです」と湖面を疾走していた。
昭和の初めには一大レジャー地構想もあった長節湖。湖面ではワカサギ釣りのテントも並び、湖面の氷がきしむ音がこだまする大自然の中で、新春の風を受けた帆が疾走していた。
(釧路新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら)
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