ヒカンザクラほころぶ 奄美大島龍郷町 一番乗りの木、今年も

地域 旅と暮らし

一番乗りで開花した=9日、鹿児島県龍郷町秋名
一番乗りで開花した=9日、鹿児島県龍郷町秋名

鹿児島県龍郷町秋名の県道沿いに植えられたヒカンザクラ並木。開花のうわさを耳にし9日に訪れてみると、1本だけが花を咲かせている。毎年一番乗りに開花する不思議な木だという。

小さなサクラの花は「まーだだよ」と言うかのようにうつむいて咲いているが、鮮やかなピンク色は春の訪れが近いことを感じさせてくれる。

ほのかな蜜の香りを察知したのか、開花した木の枝にはメジロの姿も。枝の上で首を傾げ「もう咲いたかな?」と確認しているよう。

同町奄美自然観察の森の納明朗指導員は「森の周辺のつぼみも膨らんできた。1月中旬から下旬に開花を迎えるのではないか」と話している。

(南海日日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

http://kyodoshi.com/

[Copyright Nankai Nichinichi/Kyodoshi conference. All rights reserved.]

全国郷土紙連合 南海日日新聞社 鹿児島県 奄美