湖上の円形氷 回して楽しむ 帯広開建アイスカルーセル実験

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湖の氷を円形にくりぬき回転させて楽しむ「アイスカルーセル」を体験する関係者(中札内村の札内川ダムで。ドローンで撮影)
湖の氷を円形にくりぬき回転させて楽しむ「アイスカルーセル」を体験する関係者(中札内村の札内川ダムで。ドローンで撮影)

帯広開発建設部帯広河川事務所は18日、円状に切り出した氷を回転させて遊ぶ「アイスカルーセル」の実証実験を、中札内村南札内の札内川ダムで行った。人力で回転させた厚さ35センチのダム湖の氷上に乗り、「氷のメリーゴーラウンド」を楽しんだ。

アイスカルーセルはフィンランドやスウェーデンなどで行われている冬の遊びで、2020年に道南の大沼国定公園で行われたのが国内初とされる。札内川ダムでも昨冬、同事務所が関係者を集めて実験を行っていた。

今回はダム愛好家3人を招き、冬のアクティビティーとしての実効性を検証。チェーンソーで切り出した直径10メートルの氷上に寝転んだり、回転する氷上からダムを写真に収めたりして、アイスカルーセルの魅力を満喫していた。

札幌から参加した会社員尾山玲さん(53)は「冬のダムイベントは少なく、普段立ち入ることができない湖面に下り立つことができ、貴重な体験になった」と話していた。

(十勝毎日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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