市街地彩るヒカンザクラ 奄美市名瀬 ひと足早く満開

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奄美市名瀬の市街地を彩る満開のヒカンザクラ=23日
奄美市名瀬の市街地を彩る満開のヒカンザクラ=23日

1月も下旬となり、鹿児島県奄美大島では各地でヒカンザクラの開花が加速している。奄美市の名瀬市街地ではひと足早く満開を迎えた桜木が街角を彩り、通り掛かる近隣住民らを癒やしている。市街地近郊の並木道もピンクに染まりつつあり、本格的な見ごろは近そうだ。

同市名瀬の宿泊施設「あづま家」前に立つ樹齢50年ほどのヒカンザクラは23日で満開の状態。メジロやミツバチが飛び交い、花見に立ち寄る近隣住民らの姿も見られた。宿を営む東久代さん(82)は「毎年(ほかの木より)早めに花が咲く」と目を細めた。

名瀬市街地近郊で桜並木の名所とされる同市名瀬の崎原地区、本茶峠の龍郷町側山道沿いでも多くの桜木が花開き、ほぼ満開の木もちらほら。例年、奄美で桜の見ごろは2月。24日から奄美も厳しい寒波に見舞われているが、この寒さを乗り越えて開花はさらに加速するのだろうか。

(南海日日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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