おかえり外航クルーズ 石垣寄港3年ぶり コロナで中止 県内再開先陣
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県内で最も早い外航クルーズ船再開を祝い、歓迎セレモニーが開かれた=8日午前、南ぬ浜町
新型コロナウイルス感染症の流行により2020年2月から寄港が中止されていた外航クルーズ船が8日、3年ぶりに石垣港に入港した。南ぬ浜町にある新港クルーズ岸壁に着岸したのは、オランダ船籍のクルーズ船「ウェステルダム」(総トン数8万2862㌧)で、県内で最も早い再開。同日午前、受け入れ再開を祝うセレモニーが開かれ、関係者らが歓迎した。
同船は、乗員乗客1910人を乗せて、先月27日にシンガポールを出発。フィリピンや台湾を経由して8日午前6時半に石垣港へ入港した。乗客らは石垣島で滞在後、同日午後5時には石垣港を出港、9日午前8時には那覇港へ入港予定。
市によると、3月はこれを含め外航5隻、4月は外航4~5隻の入港が予定されている。また、内航クルーズは、昨年12月19日に2年10カ月ぶりに再開している。
石垣港に入港したオランダ船籍のクルーズ船「ウェステルダム」=8日午前、南ぬ浜町
再開後初のクルーズ船寄港に合わせ、市は8日午前、歓迎セレモニーを開催。外航クルーズ船「ウェステルダム」のヴィンセント・スミット船長は「また石垣に来ることができてうれしい。これからもよろしく」とあいさつ。
川満誠一副市長は「多くの観光客が石垣とのご縁ができることを期待している。島周辺には豊かな自然がある。食や文化などを堪能してください」などと述べた。
このあと、ミス八重山の名嘉亜加音さんから、ヴィンセント船長へ花束の贈呈があり、船長からは、川満副市長へ船の模型が贈られた。
市観光文化課の担当者は「外航クルーズ船は石垣島の観光にとって、とても重要。アフターコロナに向けてインバウンド需要にもしっかり対応し、観光につなげていきたい」と話した。
(八重山毎日新聞 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら)
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