3種の「あつみバターサンド」新商品 道の駅「あつみ」しゃりん19日から

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道の駅「あつみ」しゃりんを運営するクアポリス温海(鶴岡市早田、矢口泉支配人)は庄内の名物を使ったオリジナルバターサンドを開発した。しゃりん限定で19日から販売する。


商品名は「あつみバターサンド」で、大きさは約5センチ、厚みが約2センチ。味は▽鶴岡を代表する「だだちゃ豆」▽あつみ温泉の満開のばら園をイメージした「ばら」▽温海の夕日をモチーフにした「庄内柿」―の3種類。「だだちゃ豆」は豆の食感を残した粒感のあるクリームで、「ばら」は上品で華やかな香りが広がるなめらかなクリームが特徴。「庄内柿」は干し柿がクリームにもトッピングにもふんだんに使われ、満足感のある一品に仕上げた。サンドするクッキーは食感を良くし香ばしくするため、生地にクルミを混ぜた。

パッケージデザインは多機能型事業所「もみじが丘」(同市湯温海)に依頼し、通っている障害者が折り紙のちぎり絵で色彩豊かに仕上げた。

地元の食材の良さを多くの人に知ってもらい広くPRしようと、クアポリス温海は酒田市に移住した全日空の客室乗務員(CA)を務める「ANA庄内ブルーアンバサダー」の5人とタッグを組み、昨年5月から企画やマーケティングを始めた。CA仲間からの情報や人気のお土産をリサーチした結果、新商品は見た目がかわいく写真映えもするバターサンドに決めた。味や大きさ、使う食材など試食や試行錯誤を繰り返し、昨年11月ごろに完成した。季節限定味の販売も検討中。

ANA庄内ブルーアンバサダーの坂本里帆さんは「地元の名産品をふんだんに使ったスイーツを多くの人に手に取ってほしい」、矢口支配人は「新しいしゃりんの名物になればうれしい。温海に来た思い出の一つにしてもらえれば」と話していた。


3種類とも1個400円で、箱入りの全種セットは1400円(いずれも税込み)。このほか7年ぶりの復刻となるお菓子「山形クランチセット」も19日から販売する。「蔵王チーズ」「紅エビ」「あおさ」の3種類がそれぞれ2枚ずつのセットで税込み540円。

(荘内日報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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