日本一寒い陸別町の牛乳ソフト 構想5年、念願の商品化

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陸別町内の商業活性化施設「コミュニティプラザ☆ぷらっと」内のぷらっと広場で営業する「K’Sキッチン・陸別ラーメン」(大通)で、28日から地元産の牛乳を使った「りくべつ生乳トカチナソフトクリーム」を販売している。代表の工藤篤史さん(47)にとって念願の商品化。「日本一寒い町で育った牛乳本来の味が楽しめる」と自信を見せている。

念願のソフトクリームの販売を始めた工藤さん
念願のソフトクリームの販売を始めた工藤さん

工藤さんは全国の北海道物産展などでの販売経験を生かし、陸別産の食材でメニューを-と、地元の牛乳を使ったソフトクリームを考案した。

構想から5年。ラーメンを提供する傍ら、町内の牧場の牛乳で何度も試作し、町役場にも相談した上で、りくべつ低温殺菌牛乳の使用を実現した。その後も試行錯誤を重ね、ゴールデンウイーク前に完成させた。

商品は「牛乳のソフトクリーム」(400円)、「えびすかぼちゃ(陸別産)のソフトクリーム」(450円)の2種類。コーンにはサクサクとした食感のクリスピーメープルコーンを使用している。

K’Sキッチン・陸別ラーメンでのラーメン各種の販売は年内で終了し、その後はキッチンカーでソフトクリームの販売をスタートする予定。

工藤さんは「りくべつ低温殺菌牛乳は月2回の製造なので販売個数にも限りがあり、売り切れの場合も。将来は全国のたくさんの人に味わってもらいたい」と意気込む。

K’Sキッチン・陸別ラーメンの営業時間は午前10時~午後6時。毎週水曜が定休日。問い合わせは同店(0156・28・0528)へ。

(十勝毎日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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