夏が来た! 白浜で本州一早い海開き

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テープカットの合図で海へ駆け込む海水浴客(3日、和歌山県白浜町で)
テープカットの合図で海へ駆け込む海水浴客(3日、和歌山県白浜町で)

ゴールデンウイークの後半が始まった3日、好天に恵まれ、紀南各地の観光地は多くの人出でにぎわった。和歌山県白浜町の白良浜海水浴場では「本州で一番早い」海開きがあり、訪れた人が次々と海に入り、一足早い夏を満喫していた。

南紀白浜観光協会によると昨年、白良浜には約30万人が訪れた。「早い夏、長い夏」をテーマに8月31日まで開く。今年からは更衣室が利用できるようになった。

遊泳客の安全を祈願する神事の後、井澗誠町長は「コロナ禍で観光業は大きな打撃を受けた。オール白浜で観光の発展に取り組みたい」とあいさつ。今年は白良浜の来場者40万人を目指すという。

協会によると、この日午前10時ごろの気温は20度、水温は21度。海水浴客はテープカットの合図で、海へ向かって走り、水をかけ合ったり、泳いだりして初泳ぎを楽しんでいた。

家族3人で訪れた京都府宇治市の堺直樹さん(52)は「冬は温泉もあって白浜にはよく来ている。自然が素晴らしい」、息子の冠太君(7)は「冷たいけど、気持ちいい。初泳ぎを楽しみにしていた」と笑顔を見せた。

この日、白良浜では海開き前に一斉清掃があり、海水浴客ら約220人が参加した。

(紀伊民報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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