タンチョウのひな誕生 市丹頂鶴自然公園「ぜひ見に来て」【釧路】

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両親と共に過ごすひな(右)(釧路市丹頂鶴自然公園提供)
両親と共に過ごすひな(右)(釧路市丹頂鶴自然公園提供)

釧路市公園緑化協会(中田欽一郎理事長)は4日、指定管理者を担う市丹頂鶴自然公園でタンチョウのひなが誕生したと発表した。同公園での新たなひなの誕生は昨年5月以来1年ぶり。

ひなは、園内のBケージで飼育中のつがい「タカアキ」(雄)と「カイソ」(雌)の間で誕生。2日にふ化したとみられ、4日に確認した。

同公園を所管する釧路市動物園の高嶋賢治主査によると、ひなは大きさが約10㌢で、与える小魚を食べるなど健康状態は良好。性別は不明だが、生後2カ月半ごろをめどに採血して判定する。放鳥か飼育かの方針もその頃までに決め、飼育の場合には名前を付ける予定という。

大型連休期間中のこの日は、開場直後から道内外より多数の観光客らが同公園を訪れ、時間帯によってはケージ内でひなが両親に寄り添うなどの光景を見ることができ、笑顔でひなの姿を写真に収めていた。

高嶋主査は「小さなひなが親の後を追いかける姿は今しか見ることができない。そのかわいらしい姿をぜひ見に来てほしい」と来園を呼び掛けている。

開園時間は午前9時~午後6時。問い合わせは0154(56)2219へ。

(釧路新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら

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