シシャモ初水揚げ3㌧ 白糠漁港【白糠】

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【白糠】釧路海域のシシャモ漁は白糠沖の操業が解禁となり24日、初水揚げが白糠漁港で行われた。初日の水揚げ量は約3㌧と昨年の2・9㌧を上回り、1㌔当たりの浜値は、価格が高騰した前年より2000円ほど安い2490円(高値)で取引された。

20日に解禁となったが、悪天候で初出漁がこの日にずれ込んだ。午前5時ごろから26隻が出漁し、しけで早めに漁を切り上げ、同11時ごろには順次帰港。船上や荷さばき施設で関係者が漁獲したシシャモを次々と選別した。

1㌔当たりの卸売価格は2340~2490円と昨年の4450~4520円と比べ、4割以上下回った。漁業関係者は「価格が急騰した去年より価格は安いが、水揚量が若干増えたのでとりあえずほっとしている。今後にも期待したい」と話していた。

漁期は11月27日までで、漁獲許容量の36㌧か操業回数が21回に達した時点で終漁する。白糠を除いた釧路管内西部沿岸(釧路市、釧路市東部、釧路町昆布森の3単協)のシシャモ漁は、30日以降に操業を開始する。釧路ししゃもこぎ網漁業運営協議会によると、今年は高水温が続き、事前調査では沖合の深い海域でシシャモが取れなかったことから、出漁を遅らせた。

白糠漁港で今年初水揚げされたシシャモ
白糠漁港で今年初水揚げされたシシャモ

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