204の国歌を歌って選手を応援! 世界中にエールを届ける「Yell for one プロジェクト」公開中
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1300人以上が参加し、特設サイトとYouTubeで公開中
東京五輪・パラリンピックは、新型コロナウイルスの感染拡大により海外からの観戦客の受け入れを断念。さらに、首都圏の1都3県と北海道、福島で無観客開催となった。
ボラサポでは、東京2020大会関連のさまざまなボランティアたちと研修やイベントなどで接する中で、「海外から来たくても来られない人たちにも気持ちを届けたい」「すべての選手を応援したい」との思いが強いことを知り、世界204の国・地域の国歌(国旗歌、賛歌を含む)を歌って選手たちを応援する動画プロジェクトを思いついた。
「Yell for one プロジェクト」特設ページ URL
https://www.volasapo.tokyo/volunteer-info/yellforone/
当初ボラサポでは、大会ボランティアや都市ボランティアなど東京2020大会関連のボランティアたちに国歌を歌ってもらうよう働きかけたが、応援の輪はさらに広がり、彼らの家族や友人・知人、さらには国内外の学校・企業関係者、子どもから大人まで1300人以上が参加するプロジェクトに発展した。
動画制作にあたっては、キングレコードや東京混声合唱団、日本フィルハーモニー交響楽団などが協力した。
特設ページには、全204カ国・地域の動画を掲載している。各動画は、6人一組で自撮りした動画を6画面にしたもの。自分の国の国歌を歌った人もいれば、自分の好きな国や家族・友人が暮らす国の国歌を歌った人もいる。
東京都在住、ニュージーランド出身の大会ボランティア、チュング英米梨(エイベリー)さんは、「私は日本が好きなので、日本国歌を希望して、浴衣を着て歌ってみました。それまで日本国歌は聞いたことはありましたが、歌うのは初めて。歌詞の意味も調べて歌ったので、また一つ日本を知ることができました」とコメント。
サウジアラビア国歌を歌った時田祥弘さんは、「仕事の関係で25年間サウジアラビアに単身赴任していました。向こうの人たちはとてもフレンドリーで、現地の人たちに助けられながら日々生活していたので、その25年の感謝を込めたいと思いました。ただ、一人で歌うのはちょっと恥ずかしかったので、妻と娘にも一緒に歌ってもらいました」と話す。
ボラサポ広報では「競技場では連日、熱戦が展開されています。お茶の間の皆さんもぜひ、テレビ観戦しながら歌ってみてください!」と呼び掛けている。
なお、日本財団ボランティアサポートセンターでは、東京五輪の競技施設のある街の魅力をオンラインで伝える「City Castによるバーチャルツアー」も7月30日から8月29日まで開催する。
バナー写真:合言葉は「世界はひとつ、東京2020大会に参加する選手を、同じひとりの地球市民として応援しよう」。特設ページは英語でも読める(写真はすべて日本財団ボランティアサポートセンター提供)
