安青錦優勝に「励まされた」: 在日ウクライナ人が歓喜の声
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日本にはウクライナ人が約4000人暮らしている。出入国管理庁によると、このうち約半数がロシアの侵攻を受けた母国から逃れた避難民だ。2025年の大相撲九州場所で優勝し、ウクライナ出身で初の大関となった安青錦(21)=本名ダニーロ・ヤブグシシン=の活躍に対する同胞の声を拾った。
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〈安青錦の九州場所優勝を喜ぶ在日ウクライナ人の声〉
- 20代女性 「よくやった。おめでとう。そして立ち止まらずに頑張って、さらに多くの勝利を収めることを願います」
- 40代女性 「誇りに思います。心から応援しています」
- 30代女性 「熱狂しました。彼の集中力と、何があっても諦めず戦い続ける姿に魅了されています。彼の今後の成功を心から祈っています」
- 50代男性 「彼のレベルに到達するには、たくさんのトレーニングが必要であることに気づきました」
- 年齢不詳の女性 「若くて礼儀正しく、短期間で日本語を学び、相撲で活躍した安青錦を讃える声が職場にもありました」
- 40代女性 「ウクライナでは珍しい相撲で、自分の能力を十分に発揮したと思います。日本の伝統と言葉を学び、敬意を示していることが注目されたことも非常にうれしいです」
- 50代女性 「喜びと誇り! 安青錦の新たな活躍を祈っています」
- 50代女性 「私は安青錦のように若く、強く、粘り強いアスリートをとても誇りに思います」
戦火にある母国の状況と重ね
安青錦が母国から移り住んだ日本で逆境に耐えながら活躍したことは、母国が戦火にさらされるウクライナ人にとって象徴的な意味を持つ。日本に住む50代のウクライナ人女性は「より多くの日本人がウクライナやウクライナ人の精神の強さ、戦いと抵抗を続ける能力に関心を持つだろう。この勝利は、母国再建への支援や投資に発展する可能性もある」と語った。
バナー写真:大関昇進の伝達式後、子どもたちに祝福される安青錦(右手前)=2025年11月26日、福岡県久留米市(時事)