日本の「遊んで学ぶ」幼児教育を導入したエジプトから社会連帯副大臣が来日
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JICAがエジプトで日本式の保育士を養成
エジプトは2016年、日本と教育分野でのパートナーシップ(EJEP)を結び、学級会、日直、教室の掃除など日本独特の「特活」を公立小学校で取り入れている。勤勉さや規律を守る国民性が日本の経済発展の基礎となっていると考え、日本を参考にした教育改革を推し進める。
18年からは国際協力機構(JICA)の支援で保育園への日本型の幼児教育導入もスタートした。
学力重視の傾向が強いエジプトでは、当初、「遊びを通して学ぶ」日本の幼児教育に対する関心はさほど高くなかった。しかし、JICAの保育ファシリテーター養成プログラムを通じて、保育関係者の間では、遊びが子どもの自主性や想像力を引き出し、友だちと協力したり、譲り合ったりする社会性にもつながることへ理解が深まってきているという。
サルフィム氏は「50拠点でスタートした日本型幼児教育の取り組みは、8年を経て、全国500拠点にまで拡大した」として、JICAの支援に謝意を表した。

保育の質向上をめざした保育ファシリテーター研修の様子(写真提供:エジプト社会連帯省)
今後は、研修を受けたファシリテーターを中心に、日本型幼児教育を国全体に広め、「特活」を導入した初等教育にスムーズに接続できる環境を整えることを目指す。将来的には、周辺のアフリカ諸国にも導入可能なモデルを構築したいとの意欲を示した。

お茶の水女子大学こども園を訪れ、保育の現場を視察するサルフィム社会連帯副大臣(左から3人目)=2026年6月23日、東京都文京区(写真提供:エジプト社会連帯省)
取材:マルワ・アドリー(ニッポンドットコム多言語部)
バナー写真:インタビューに応じるサルフィム氏=2026年6月22日、東京都目黒区のエジプト・アラブ共和国大使館(撮影:花井智子)