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サッカー文化創造拠点「blue-ing!」:デジタル技術で日本代表戦をバーチャル体験

スポーツ 文化 技術・デジタル

日本サッカー協会(JFA)は東京ドームシティ(文京区)内に12月23日、カフェ・ダイニングやグッズショップを併設した体感型展示施設「blue-ing!(ブルーイング)」を開業した。記者発表会でJFAの宮本恒靖専務理事は「ワールドカップでサッカーに興味を持ったようなライト層とつながりたい」と目標を掲げた。野球ファンや遊園地に来た家族連れにも、ふらりと立ち寄ってもらうのが狙い。

日本のサッカー史を振り返る展示のみならず、選手の目線でプレーを疑似体験できるなど、デジタル技術を駆使した体感装置が売り。空間監修を務めた筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター長の落合陽一さんは「これからの世代はYouTubeやAIでサッカーを楽しむはず。スポーツとデジタルを融合することでファンの裾野を広げたい」と考え、小さな子どもや女性なども親しめるコンテンツを制作。施設を体感した日本代表の森保一監督は「サッカーを知らなくても楽しめそう。日常にサッカーが根付く拠点になってほしい」と期待を寄せた。

ピッチのような全面人工芝の「PARKエリア」は無料でくつろげる。ライブビューイングも開催予定
ピッチのような全面人工芝の「PARKエリア」は無料でくつろげる。ライブビューイングも開催

自分の顔を日本代表選手に合成した映像が楽しめるシアター
自分の顔を日本代表選手に合成した映像が楽しめるシアター

迫力のバーチャル映像で日本代表のプレーを再現。立ち位置によって、攻撃側、守備側、キーパーの視点映像に切り替わる
迫力のバーチャル映像で日本代表のプレーを再現。立ち位置によって、攻撃側、守備側、キーパーの視点映像に切り替わる

 2月に休館した「日本サッカーミュージアム」から受け継いだ所蔵品を展示。生成AIにチャットで解説してもらうことも
2月に休館した「日本サッカーミュージアム」から受け継いだ所蔵品を展示。生成AIにチャットで解説してもらうことも

日本代表のスパイクなどの所蔵品を3Dで眺めることができる
日本代表のスパイクなどの所蔵品を3Dで眺めることができる

発表会では男子日本代表「サムライブルー」を率いる森保一監督(左)、女子「なでしこジャパン」の池田太監督がゲストで登場
発表会では男子日本代表「サムライブルー」を率いる森保一監督(左)、女子「なでしこジャパン」の池田太監督がゲストで登場

代表選手経験者も応援に駆け付けた。後列左から時計回りに鈴木隆行さん、稲本潤一さん、槙野智章さん、澤穂希さん、落合さん、宮本さん、岩淵真奈さん、長野風花さん
代表選手経験者も応援に駆け付けた。後列左から時計回りに鈴木隆行さん、稲本潤一さん、槙野智章さん、澤穂希さん、落合さん、宮本さん、岩淵真奈さん、長野風花さん

取材・文・撮影=ニッポンドットコム編集部

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