3200年前のファラオの棺などエジプトの至宝180点が東京へ!「ラムセス大王展」
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世界5都市を巡回して好評を博した「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」が3月8日、東京・豊洲で開幕。紀元前13世紀のファラオ(大王)・ラムセス2世は、67年間の治世下で外征により版図を拡大し、数々の巨大建造物を生み出した。その「最も偉大なファラオ」に焦点を当てたエジプト政府公認展となり、黄金時代の遺物や芸術品180点が来日した。
目玉展示「ラムセス2世の棺(ひつぎ)」は、表面を飾った金箔(きんぱく)こそ失われているものの、貴重な香木をくりぬいた造りは重厚感が漂う。棺の横の大型ビジョンでは、ミイラを元に復元した生前の顔立ちを見ることもできる。
アメンエムオペト王の棺から出土した金箔が施された木製マスク(エジプト博物館蔵)
その他、ファラオの黄金のマスクや宝飾品といった王家の至宝がめじろ押し。数々の動物のミイラも古代エジプトファンには見逃せない。
世界遺産のアブ・シンベル神殿(左)とネフェルタリ王妃の墓の模型
映像展示も魅力で、ラムセス2世がヒッタイトと繰り広げた「カデシュの戦い」をプロジェクションマッピングで臨場感たっぷりに再現する。ラムセス2世建造のアブ・シンベル神殿を探検する没入型VR体験では、音響や動くソファによってアトラクションのようなスリルも味わえる。
本展がこけら落としとなる「CREVIA BASE Tokyo」を会場に9月7日まで開催。数千年を経たとは思えないほど保存状態がよいエジプトの至宝を目の当たりにするチャンスだ。
詳細は「ラムセス大王展」公式サイト(外部リンク)を参照
取材・文・撮影=ニッポンドットコム編集部
バナー写真:ラムセス2世の棺(エジプト博物館蔵)