『シティーハンター大原画展 ~FOREVER, CITY HUNTER!! ~』:40年愛され続ける漫画の生原稿が上野の森に集結!
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北条司直筆のカラーイラスト&原稿が400枚以上
東京最大の繁華街・新宿を舞台に、裏社会で巻き起こる数々のトラブルを解決するすご腕スイーパー(始末屋)・冴羽獠。その活躍を描いた『シティーハンター』は1985年に漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載を開始し、2年後にはテレビアニメ化されるなど人気を博した。
誕生から40周年を迎える今年、記念グッズやムック、コラボ商品が続々登場している。11月22日から年末にかけては、東京・上野公園内の「上野の森美術館」で『シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!! ~』を開催。作者・北条司氏による直筆カラーイラストやファンなら一目見たい名場面の生原稿など400点以上が披露され、作品史上最大級の展示会となっている。

新宿の夜景を抜けると、掲示板に「XYZ」の文字が浮かび上がる導入部
作品の世界観にどっぷり浸れる体験型展示
ボディーガードや探偵業から、暗殺まで請け負うシティーハンターとの接触方法は、新宿駅東口の伝言板に「XYZ」と書き記すこと。アルファベット最後の3文字を並べた暗号は、正攻法では解決不可能な状況に追い込まれた依頼人の「もう後がない」との思いが込められている。
そんなハードボイルドな設定ながら、美女好きでスケベな獠を相棒・槇村香が100トンの巨大ハンマーでお仕置きするなどユーモアにもあふれ、子どもから大人まで幅広い世代に支持された。本展示会では「新宿駅の伝言板」や、獠の悪友・海坊主が店長を務める「喫茶キャッツアイ」を再現したフォトスポットもあり、作品の世界観に没入できる。

エントランスに置かれた香愛用「100tハンマー」は、最初のフォトスポット
海外でも愛され続ける冴羽獠
シティーハンターの人気は国内だけにとどまらず、ジャッキー・チェンが香港で主演の実写映画を1993年に制作している。欧州では90年代にテレビアニメが放映され、特にフランスでは『Nicky Larson(ニッキー・ラルソン、冴羽獠を改名)』のタイトルで多くのファンを獲得。2019年には同国キャストで実写化した映画がヒットしたように、今でも人気は衰えていないようだ。直近では2024年、鈴木亮平主演の日本映画がNetflixで全世界に配信され、大きな話題を呼んでいる。
漫画『シティーハンター』の本編は6年半ほどで完結し、超長寿作とはいえないだろう。それでも、「もう後がない」状況の依頼人を救い続けた獠や香の魅力は、40年たった現在でも全く色あせない。本展示会でしか購入できないオリジナルグッズも多数用意されているので、国内のファンに加え、海外からも熱狂的なマニアが押し寄せそうだ。

(上)アニメスペシャルの口絵ポスターの下書き(左下)『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』のポスター用イラスト(右下)Netflix映画のポスター原画

変装した香が獠とデートする人気エピソード「都会のシンデレラ」は、揺れる心をタペストリーで表現

(左上)マニアなら手に入れたい複製原稿は3ページ分で4620円(右上)会場のみで購入可能な「ガラス越しのKISSスノードーム」(7700円)(下)図録も忘れずにゲットしたい
『シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!! ~』
- 会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
- 開催期間:2025年11月22日(土)~12月28日(日)
- 開場時間 :午前10時~午後5時 (最終入場は30分前まで)
- 入場料金:一般2900円、小中学生1100円
取材・文・写真=ニッポンドットコム編集部
バナー写真:シティーハンター大原画展のパネルと、壁面に巨大伝言板があしらわれた上野の森美術館









