2019年7月 日本の出来事

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1988年以来中断していた商業捕鯨が、31年ぶりに日本近海で始まった。水産庁は、年内の捕獲上限を227頭にすると公表した。

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政府は、韓国向けの半導体材料の輸出管理を強化すると発表した。対象は、スマートフォンなどの有機ELディスプレーに使われるフッ化ポリイミドなど3品目。両国政府は12日、この問題を巡り初の事務レベル会合を東京で開いた。

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梅雨前線の影響で、九州南部では所によって1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降り、鹿児島、宮崎両県では計約109万人に避難指示が出された。

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セブン＆アイ・ホールディングスは、バーコード決済サービス「セブンペイ」が不正にアクセスされた問題で、約900人が計約5500万円の被害に遭った恐れがあると発表した。

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国連教育科学文化機関（ユネスコ）世界遺産委員会は、仁徳天皇陵古墳（大山古墳）を含む「百舌鳥・古市古墳群」（大阪府）を世界文化遺産に登録すると決定した。

世界遺産に登録された百舌鳥古墳群の仁徳天皇陵古墳（大山古墳、右奥）と履中天皇陵古墳（手前）＝2019年7月10日、大阪府堺市（時事）

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政府は、ハンセン病元患者家族への差別に対する国の責任を認めた6月の熊本地裁判決を受け入れ、控訴を見送る方針を決めた。安倍晋三首相は24日、ハンセン病患者・元患者の家族らと首相官邸で面会し、直接謝罪した。

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SMAP、嵐をはじめ多くの男性アイドルを育てたジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川さんが、東京都内の病院で死去した。87歳。

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かんぽ生命保険による保険商品の不適切販売問題で、同社の植平光彦社長と日本郵便の横山邦男社長が記者会見して謝罪し、再発防止に向け過剰な営業ノルマを是正すると発表した。

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総務省が公表した住民基本台帳に基づく2019年1月1日現在の日本人の人口は、前年同期比43万3239人（0.35％）減の1億2477万6364人で、10年連続で減少した。減少数、率ともに過去最大を更新。

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宇宙航空研究開発機構（JAXA）の探査機「はやぶさ2」が、小惑星「りゅうぐう」に2回目の着陸を行い成功した。試料採取のための弾丸が発射されたことも確認された。

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テニスのウィンブルドン選手権ジュニア部門の男子シングルスで、望月慎太郎（16）が初優勝を果たした。シングルスの日本勢の優勝は1969年大会の女子を制した沢松和子以来。男子では初。

ウィンブルドン選手権ジュニアの男子シングルス準決勝でショットを放つ望月慎太郎＝2019年7月12日（時事）

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第161回芥川・直木賞の選考会が開かれ、芥川賞に今村夏子さん（39）の「むらさきのスカートの女」（小説トリッパー春号）、直木賞に大島真寿美さん（56）の「渦　妹背山婦女庭訓　魂結び」がそれぞれ選ばれた。

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京都市伏見区にあるアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオで、放火による爆発火災が発生。京都府警によると、当時74人が建物内におり、負傷者を搬送したが、27日までに35人が死亡した。府警は20日、身柄を確保した青葉真司容疑者（41）について、殺人や現住建造物等放火などの疑いで逮捕状を取った。全身やけどで入院しており、回復を待って逮捕する方針。

放火された「京都アニメーション」第1スタジオの前で涙ぐむ女性ら＝2019年7月25日、京都市伏見区（時事）

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サンマの資源管理を協議する北太平洋漁業委員会（NPFC）の年次会合が閉幕。不漁が続くサンマの乱獲に歯止めをかけるため、2020年から北太平洋全体で、日本、中国、台湾など加盟8カ国・地域に年約55万トンの漁獲枠を導入することで合意した。

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第25回参院選が投開票され、自民、公明両党は改選124議席の過半数を上回る71議席を確保。しかし日本維新の会を含めた「改憲勢力」の議席数は、非改選を含めた全議席で160にとどまり、憲法改正発議に必要な3分の2（164）を割る結果となった。

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吉本興業の岡本昭彦社長は東京都内で記者会見し、所属のお笑いタレントが反社会的勢力の会合に出席して金銭を受け取っていた問題について謝罪した。一連の問題の責任を取り、自身と大崎洋会長が1年間、50％減俸とする処分を発表した。

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2020年東京五輪・パラリンピック開幕まで1年。組織委員会は五輪メダルのデザインを発表した。各大会のオリジナルとなる裏面は、組市松紋のエンブレム、TOKYO2020の文字、五輪マークの周りを渦が巻くような曲線的なデザイン。

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日産自動車は、2019年4～6月期連結決算を発表した。主力市場の米国や欧州などでの販売が落ち込み、営業利益は16億円と、前年同期の1091億円から98.5％減少した。日産は22年度までに、世界14拠点で全従業員の1割に当たる1万2500人超を削減。このうち国内は計880人超を減らす。

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岩屋毅防衛相は、北朝鮮が25日に発射した2発の飛翔体について「短距離弾道ミサイル」と判断したことを明らかにし、「国連安全保障理事会決議に違反するものであり、極めて遺憾だ」と非難した。

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日本郵政は、かんぽ生命保険の不適切販売に関し、顧客に不利益を与えた可能性がある保険契約が約18万3000件あったと発表。過去5年分の全契約およそ3000万件について調査すると発表した。

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バナー写真：2020年東京五輪のメダルデザインを発表する重量挙げ女子48キロ級の三宅宏実さん（左手前）、サッカー女子元日本代表の澤穂希さん（右手前）ら＝2019年7月24日、東京都千代田区（時事）