Japan Timeline

2021年7月 日本の出来事

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東京五輪が開幕、新型コロナウイルス感染拡大で東京に4度目の緊急事態宣言、静岡県熱海市で大規模土石流が発生など、2021年7月の日本の出来事を振り返る。

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公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2020年度の運用損益が過去最大の37兆7986億円の黒字だったと発表した。黒字は2年ぶり。

3

静岡県熱海市で大規模な土石流が発生した。住宅など十数棟が流され、犠牲者は20人を超えた。

静岡県熱海市で発生した大規模土石流=2021年7月3日(AFP=時事)
静岡県熱海市で発生した大規模土石流=2021年7月3日(AFP=時事)

将棋の藤井聡太棋聖(18)が、渡辺明三冠(37)を破り、3連勝で初のタイトル防衛と、九段昇段を決めた。18歳11カ月でのタイトル防衛は、最年少記録を30年ぶりに更新。十代の九段は初めて。

5

財務省は、2020年度の一般会計決算概要を発表した。国税収入は60兆8216億円となり、2年ぶりに過去最高を更新した。

6

2019年参院選をめぐる買収事件で、東京地検特捜部は、元法相の河井克行被告(58)と妻の案里元参院議員(47)から現金を受け取った広島県の議員ら100人全員を、公選法違反(被買収)罪で不起訴とした。

7

大リーグなどで活躍したプロ野球・西武の松坂大輔投手が今季限りで現役を引退すると発表した。

8

東京五輪の観客について、政府と大会組織委員会、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の各代表による5者協議と関係自治体等連絡協議会が行われ、東京と神奈川、千葉、埼玉で実施される五輪全競技と開閉会式を無観客で開催することが決まった。9日には北海道の札幌ドームで予定されているサッカー全試合、10日には福島県営あづま球場で行われる野球・ソフトボールをそれぞれ無観客で開催すると発表した。

12

政府は、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が適用されている東京都に4度目の緊急事態宣言を発令した。宣言を延長する沖縄県とともに、飲食店に酒提供の一律停止を求める。期限はいずれも8月22日。

13

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が、コロラド州デンバーで行われたオールスター戦に初めて出場した。ファン投票で指名打者(DH)、選手間投票では投手としても選出され、大リーグの球宴史上で初めて、投打の双方でメンバー入りした。

先発で出場したア・リーグの大谷翔平投手(エンゼルス)。球宴での「二刀流」が実現した=2021年7月13日(AFP=時事)
先発で出場したア・リーグの大谷翔平投手(エンゼルス)。球宴での「二刀流」が実現した=2021年7月13日(AFP=時事)

14

原爆投下直後に降った「黒い雨」を浴びて健康被害を受けたとして、広島県内の84人が県と広島市に被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁は原告全員を被爆者と認め、手帳交付を命じた一審判決を支持。県などの控訴を棄却した。

第165回芥川賞に、石沢麻依さん(41)の「貝に続く場所にて」と李琴峰さん(31)の「彼岸花が咲く島」が選ばれた。直木賞は、佐藤究さん(43)の「テスカトリポカ」と澤田瞳子さん(43)の「星落ちて、なお」に決まった。各賞で2作が選ばれるのは第144回以来、約10年ぶり。

第165回芥川賞に選ばれた李琴峰さん=2021年07月14日(時事)
第165回芥川賞に選ばれた李琴峰さん=2021年07月14日(時事)

17

菅義偉首相は民放のテレビ番組で、9月末の任期切れに伴う党総裁選に立候補する意向を表明した。

18

6場所連続で休場していた大相撲の横綱白鵬が優勝した。優勝は歴代最多を更新する45度目。

19

東京五輪・パラリンピック組織委員会は、五輪開会式の音楽制作担当だったミュージシャンの小山田圭吾氏が辞任したと発表した。同氏は過去に雑誌インタビューで、障害を持つ同級生へのいじめを告白していたことが批判を受けていた。

新型コロナウイルス治療薬として、中外製薬が申請した抗体カクテル療法が承認された。国内で承認された治療薬は4例目だが、新型コロナを標的とする抗体薬は初。

21

日本相撲協会は、大関照ノ富士の横綱昇進を決めた。令和となって初の新横綱となる。

日本高校野球連盟は、8月9日に甲子園球場で開幕する第103回全国選手権大会について、一般向けへの入場券を販売せず、学校関係者に限定して一、三塁内野席に入場させることを決めた。

22

東京五輪・パラリンピック組織委員会は、五輪開閉会式のショーディレクターだった元お笑い芸人の小林賢太郎氏を解任したと発表した。過去の反ユダヤ的発言を問題視した。

23

新型コロナウイルスの影響で、1年延期された東京五輪が開幕した。1964年以来2度目の開催。無観客の国立競技場で開会式が行われ、天皇陛下が開会を宣言。テニス女子の大坂なおみが聖火台に火をともした。

東京五輪の開会式で聖火台に点火した最終聖火ランナーのプロテニス選手の大坂なおみ=2021年7月23日、東京・国立競技場[代表撮影](時事)
東京五輪の開会式で聖火台に点火した最終聖火ランナーのプロテニス選手の大坂なおみ=2021年7月23日、東京・国立競技場[代表撮影](時事)

24

東京五輪で、柔道女子48キロ級で渡名喜風南が銀メダルを獲得し、今大会日本勢最初のメダリストとなった。柔道男子60キロ級では高藤直寿が金メダル。

菅義偉首相は、東京五輪開会式に出席するため来日したフランスのマクロン大統領と東京で会談し、共同声明を発表した。東京大会について「新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の強力な象徴となる」と意義を強調。2024年のパリ大会に向け、緊密な対話を継続することで一致した。

25

東京五輪の柔道で、男子66キロ級の阿部一二三、女子52キロ級の阿部詩がきょうだいで金メダルを獲得した。今大会から採用の新種目・スケートボード男子ストリートで堀米雄斗が、競泳女子400メートル個人メドレーで大橋悠依がそれぞれ金メダルをつかんだ。

きょうだいで金メダルを獲得した柔道男子66キロ級の阿部一二三(左)と女子52キロ級の阿部詩=2021年7月25日、東京・日本武道館(時事)
きょうだいで金メダルを獲得した柔道男子66キロ級の阿部一二三(左)と女子52キロ級の阿部詩=2021年7月25日、東京・日本武道館(時事)

26

東京五輪のスケートボード女子ストリートで、西谷椛が金メダル、中山楓奈が銅メダルを獲得した。西谷は13歳11カ月で日本の最年少メダリスト。卓球混合ダブルスで、伊藤美誠、水谷隼が五輪卓球で日本初の金メダル、柔道では男子73キロ級で大野将平が金メダル、女子57キロ級では芳田司が銅メダルを獲得した。体操男子団体で橋本大輝、萱和麿、北園丈琉、谷川航が銀メダル、アーチェリー男子団体で武藤弘樹、河田悠希、古川高晴が、この種目で日本初メダルとなる銅メダルをつかんだ。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄両県)を世界自然遺産に登録することを決めた。希少な固有種が多く、豊かな生物多様性が評価された。国内の自然遺産は10年ぶり5件目。また、同委員会は27日、日本最大級の縄文集落跡で知られる三内丸山遺跡(青森市)など17の遺跡で構成される「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)について、世界文化遺産への登録を決めた。国内の世界遺産は25件で、文化遺産の登録は20件目。

西表島・仲間川流域のマングローブ林(写真:OCVB)
西表島・仲間川流域のマングローブ林(写真:OCVB)

27

東京五輪のソフトボールで、日本が金メダル、柔道男子81キロ級の永瀬貴規が金メダルを獲得した。サーフィンでは男子で五十嵐カノアが銀メダル、女子は都筑有夢路が銅メダル。重量挙げ女子59キロ級で安藤美希子が銅メダルを獲得した。

28

東京五輪の競泳で、女子200メートル個人メドレーの大橋悠依が金メダルを獲得し、400メートル個人メドレーとの2冠を達成した。2冠は競泳女子の日本勢で初。男子200メートルバタフライでは本多灯が銀メダルをつかんだ。柔道女子では70キロ級の新井千鶴が金メダル、体操男子個人総合では橋本大輝がそれぞれ金メダルを獲得した。

社民連代表を務め、法相などを歴任した江田五月元参院議長が、死去した。80歳。

29

東京五輪の柔道は、女子78キロ級で浜田尚里、男子100キロ級でウルフ・アロンがそれぞれ金メダルを獲得した。卓球女子シングルスでは、伊藤美誠が同種目で日本女子初の銅メダルを獲得し、混合ダブルスの金に続いて、2つ目のメダルをつかんだ。

ノーベル物理学賞を受賞した京都大名誉教授の益川敏英さんが死去した。81歳。

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東京五輪は、フェンシング男子エペ団体で、日本が初の金メダルを獲得した。柔道女子78キロ級で素根輝が金メダル、バドミントン混合ダブルスでは渡辺勇大と東野有紗が銅メダルをつかんだ。これまでの日本人の累計メダル獲得数は 金17 / 銀4 / 銅7 となった。日本の金メダルは史上最多。

安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜の夕食会収支をめぐる事件で、公選法違反や政治資金規正法違反の疑いで告発され、不起訴(嫌疑不十分)となった安倍前首相について、東京第1検察審査会は15日付で、一部容疑で十分な捜査が尽くされていないとして「不起訴不当」と議決したことを公表した。

31

東京五輪は、アーチェリー男子個人で古川高晴が団体に続き銅メダル、新競技の柔道混合団体で銀メダルを獲得した。31日までの累計メダル獲得数は 金17 / 銀5 / 銅8 で、金メダル数は1964年の東京大会と04年アテネ大会の16を上回り、史上最多となった。

バナー写真:卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼(左)、伊藤美誠組=2021年7月26日、東京体育館(時事)

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