パナソニック、太陽電池生産から撤退へ 来年度中

経済・ビジネス

2月1日、パナソニックは、太陽電池の生産から来年度中に撤退すると発表した。写真は千葉で2017年10月撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)
2月1日、パナソニックは、太陽電池の生産から来年度中に撤退すると発表した。写真は千葉で2017年10月撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 1日 ロイター] - パナソニックは1日、太陽電池の生産から来年度中に撤退すると発表した。かつて世界上位のシェアを占めたが、中国メーカーとの価格競争でシェアを落とし採算も悪化していた。国内外での太陽電池の販売は継続する。

マレーシア工場と島根工場での太陽電池の生産から撤退する。マレーシア工場の建物、土地などの資産は譲渡を検討し、現地法人は清算する。従業員は、割増退職金支払いや再就職支援などの対応をする。

島根工場は21年度中に太陽電池セルの生産から撤退する一方、パワーコンディショナーや蓄電池などの生産は継続する。従業員は同工場内を基本として、今後成長が期待されている領域に異動し雇用を維持する。特定顧客向けや、時計・電卓向けなど民生用太陽電池の生産は継続する。

ロイター通信ニュース