豪クイーンズランド州、グリーン水素分野でIHIと提携

経済・ビジネス

[メルボルン 2日 ロイター] - オーストラリアのクイーンズランド州は、太陽光発電を利用して水素を製造する実証プラントの建設をIHIと共同で検討する。水素産業の振興策の一環。

実証プラントの建設は、IHIとクイーンズランド州政府系の電力会社CSエナジーが検討する。太陽光発電・蓄電設備に隣接する土地に実証プラントを建設し、太陽光で発電した電力を使って、水電解装置で水素を製造する計画。

IHIの広報担当は、同社が福島県相馬市で進めているグリーン水素(再生可能エネルギー由来の水素)プロジェクトの技術とノウハウを活用とすると説明。プロジェクトの規模や日程は明らかにしなかった。

クイーンズランド州政府は、水素産業の振興に2500万豪ドル(1900万ドル)を投じる計画で、昨年11月にも、岩谷産業と協力して、グリーン水素を製造・輸出する計画を発表している。

ロイター通信ニュース