今期は半導体調達にめど=アイシン精機執行役員

経済・ビジネス

アイシン精機の川崎有恒執行役員は2日、2020年4─12月期のオンライン決算会見で、自動車の生産に影響が出ている半導体の不足について、メドが立ったと述べた。写真は、同社のロゴ。2018年10月3日にパリで撮影。(2018年 ロイター/Benoit Tessier)
アイシン精機の川崎有恒執行役員は2日、2020年4─12月期のオンライン決算会見で、自動車の生産に影響が出ている半導体の不足について、メドが立ったと述べた。写真は、同社のロゴ。2018年10月3日にパリで撮影。(2018年 ロイター/Benoit Tessier)

[東京 2日 ロイター] - アイシン精機の川崎有恒執行役員は2日、2020年4─12月期のオンライン決算会見で、自動車の生産に影響が出ている半導体の不足について、自社の生産で必要な半導体の調達という意味では「少なくとも2月、3月、今期はめどが立っている。影響はない」と述べた。

そのうえで、トヨタ自動車以外の部品納入先である「欧州や中国の自動車メーカーなどの半導体の調達力がどうかが十分にまだキャッチできていない」として「一定程度の(自動車生産)台数減の(部品販売減少)リスクを織り込んだ」と語った。

アイシンは2日、21年3月期の営業利益予想を1000億円に上方修正した。IBESがまとめたアナリスト15人のコンセンサス予想では、21年3月期通期の連結営業利益の平均値は640億円。従来予想は500億円だった。構造改革による固定費削減が進ちょくしている。

(白木真紀)

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