森会長の辞任うんぬんは五輪組織委で決めるべきこと=官房長官

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加藤勝信官房長官は5日午前の会見で、女性を軽視するかのような発言をした東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長に対し辞任を求める声が強まる可能性もある中、辞任の是非については公益財団法人の組織委員会で決めるべき問題だと述べた。写真は会見する森会長、4日、代表撮影(2021年 ロイター)
加藤勝信官房長官は5日午前の会見で、女性を軽視するかのような発言をした東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長に対し辞任を求める声が強まる可能性もある中、辞任の是非については公益財団法人の組織委員会で決めるべき問題だと述べた。写真は会見する森会長、4日、代表撮影(2021年 ロイター)

[東京 5日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は5日午前の会見で、女性を軽視するかのような発言をした東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長に対し辞任を求める声が強まる可能性もある中、辞任の是非については公益財団法人の組織委員会で決めるべき問題だと述べた。

加藤官房長官は、森会長は辞任する必要はないのかとの質問に対して「辞任うんぬんということは、組織委でそもそも決めること」と答えた。

同長官は、国際オリンピック委員会(IOC)から森会長の昨日の発言撤回と謝罪によりこの問題は終了した、との見解が示されたと説明。その上で「五輪は内外の多くの人の理解をもって進めていくべきものであり、(組織委員会には)そうした形で進めてもらいたいし、政府としてもそうした形で進めていく」と述べた。

(中川泉 編集:内田慎一)

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