JFE、今期純損益予想を380億円の赤字に上方修正

経済・ビジネス

2月9日、JFEホールディングスは、2021年3月期の連結純損益(国際会計基準)予想を1000億円の赤字から380億円の赤字に上方修正したと発表した。写真は神奈川県川崎市で撮影、2013年1月(2021年 ロイター/Toru Hanai)
2月9日、JFEホールディングスは、2021年3月期の連結純損益(国際会計基準)予想を1000億円の赤字から380億円の赤字に上方修正したと発表した。写真は神奈川県川崎市で撮影、2013年1月(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - JFEホールディングスは9日、2021年3月期の連結純損益(国際会計基準)予想を1000億円の赤字から380億円の赤字(前期は1977億円の赤字)に上方修正したと発表した。下期にかけて自動車分野を中心に国内外で需要が回復。輸出市況も好転した。期末配当予想は1株10円とした。

上期は新型コロナウイルスの影響で自動車向けなどで需要が急減。しかし、需要の持ち直しに伴い粗鋼生産量が回復しているほか、輸出市況好転により販売価格も改善している。

単独粗鋼生産量は前回見通しを20万トン上回る2270万トン程度に引き上げた。

IBESがまとめたアナリスト5人のコンセンサス予想では、21年3月期通期の連結純損益の平均値は812億円の赤字。

20年4─12月期の純損益は696億円の赤字だった。

*内容を追加して再送します。

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