ホンダ、今期営業利益予想を上方修正　コストダウン効果見込む

ダイキン工業は９日、２０２１年３月期の連結営業利益予想を前年比１２．６％減の２３２０億円に上方修正したと発表した。写真は同社のロゴ、２０１２年８月撮影（２０２１年　ロイター／Toru Hanai）

［東京　９日　ロイター］ - ホンダは９日、２１年３月期の連結営業利益（国際会計基準）予想を前年比１７．９％増の５２００億円に上方修正したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響や半導体不足で売り上げ変動・構成差の影響を見込むほか、為替影響のマイナスも織り込む一方、コストダウン効果や販管費の減少を見込んでいる。

ＩＢＥＳがまとめたアナリスト２１人のコンセンサス予想では、２１年３月期通期の連結営業利益の平均値は４４１２億円。

四輪車の販売計画は半導体の供給不足で従来計画から１０万台減少の４５０万台に見直した。二輪車はインドやインドネシアでの計画上方修正で２０万台上乗せの１５００万台とした。ライフクリエーション事業は５５０万台で据え置いた。

２０年４─１２月期の営業利益は前年同期比３０．１％減の４４７０億円だった。