ファイザー製コロナワクチン、最短で14日に正式承認=田村厚労相

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2月12日 厚田村憲久厚生労働相は12日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚労省の専門家部会が特例承認することを了承したことを明らかにした。写真は2月9日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
2月12日 厚田村憲久厚生労働相は12日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚労省の専門家部会が特例承認することを了承したことを明らかにした。写真は2月9日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[東京 12日 ロイター] - 田村憲久厚生労働相は12日、米ファイザー<PFE.N>製の新型コロナウイルスワクチンについて、最短で14日に正式承認するとの見通しを明らかにした。日本で初めての新型コロナワクチンとなる。

田村厚労相は省内で記者団に対し「ワクチンは新型コロナと戦う上で大きな役割を果たす」と述べた。

ファイザーは昨年12月、審査手続きを早める「特例承認」を厚労省に申請していた。厚労省の専門家部会は12日夕、ファイザー製ワクチンを特例承認することは差し支えない、との結論を出した。筋肉内注射、3週間間隔で2回接種、対象年齢は16歳以上となる。

田村厚労相は「国内治験でも、欧米のデータと同等の中和抗体が確認された」と述べ、十分に効果が確認されたとの見方を示した。

接種開始時期については「承認から若干の時間がかかる。来週半ばの開始を実現したい」と述べた。まずは国立病院機構などの医療従事者約1万人に先行接種し、65歳以上の高齢者への接種は4月以降に始まる見通し。

*内容を追加しました。

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